犯罪・刑事事件の解決事例
#過失割合 . #慰謝料・損害賠償 . #物損事故

車同士の事故で、ご依頼者様の車がバックで道路から駐車場に入ろうとしたところ、後方から走行してきた相手方の車と衝突したという事故

Lawyer Image
小林 恭平 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人響西新宿オフィス
所在地東京都 新宿区

この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

ご依頼者様の主張は、バックする際に後方を確認したところ、相手方の車が遠くにいて停止していたので、問題ないと思いバックしたが、いつの間にかに相手方の車が接近していたため、それに気づかず接触してしまったというものでした。ご依頼者様としては、不用意に接近してきた相手方の過失の方が大きいという主張でした。一方、相手方の主張は、自分は車間距離をあけて停止していたが、ご依頼者様が必要以上にバックしてきたために接触したのであり、自分には全く過失はないという主張でした。

解決への流れ

このように、ご依頼をいただいた時点で、双方の主張する事故態様及び過失割合に関する見解が全く異なっており、対立が大きい事案でした。そして交渉では話がまとまらず、結局裁判で決着をつけることになりました。事故直後に警察官が作成した刑事記録を取り寄せ内容を確認したところ、刑事記録の内容はご依頼者様が主張する事故態様に合致していると思われました。そこで、裁判では刑事記録を証拠として提出し、事故態様がこちらの主張どおりであることを立証しました。また、尋問手続を行い、ご依頼者様にも法廷で当時の記憶を証言していただきました。結局1審判決では事故態様はこちらの主張どおりに認定されましたが、過失割合については、ご依頼者様と相手方で同程度ということになり、過失割合についてはこちらの納得する判決内容とはなりませんでした。しかし、判決内容を改めて精査し、控訴し、判決内容のおかしい点や、過失割合に関するこちらの主張内容をしっかりと論じたところ、控訴審ではご依頼者様の過失の方が低いという結果を得ることができました。ご依頼者様にも納得できる過失割合となり、大変喜ばれました。

Lawyer Image
小林 恭平 弁護士からのコメント

一審判決では、納得する結果が得られませんでしたが、あきらめずに最後までしっかりと戦ったことで、ご依頼者様の満足する結果を得ることができ、ご依頼者様にもとても感謝されたので、弁護士をやっていて良かったと思った瞬間でした。